LPガスとは「Liquefied Petroleum Gas」、つまり液化石油ガスの略称で、一般的に頭文字をとってLPガスと呼ばれています。LPガスは炭素と水素の化合物で炭素数3のプロパン(C3H8)と炭素数4のブタン(C4H10)の2種類ありますが、一般家庭用で使われているLPガスの主成分がプロパンなのでプロパンガスとも呼ばれています。

LPガスは、空気より重いので、もれると床面などの低いところにたまる性質があります。そのため、LPガスのガス漏れ警報器は部屋の低いところに設置してあります。もしガスがもれたら、特に下のほうの風通しを良くしてガスを屋外に追い出しましょう。

LPガスそのものは、無色無臭ですが、もれたときに分かるようにタマネギが腐ったようなニオイをつけてあります。

LPガスが燃焼するためにはたくさんの空気(酸素)が必要です。室内でガスを使用するときは、十分に換気をしてください。

LPガスは、圧力をかけて液化した状態でLPガス容器(ボンベ)などに入っています。

酸性雨の原因となる、SOX(硫黄酸化物)の排出はほとんどなく、地球温暖化といわれているCO2(二酸化炭素)の排出量も少なく、オゾン層破壊の心配がない地球に大変優しいクリーンなエネルギーです。